ご案内

京友禅協同組合連合会傘下の京都工芸染匠協同組合の各染工房が、「京の歳時記」を統一テーマとして、新作を発表いたします。 季節ごとの生活シーン「初釜・節分・節句・花見・七夕・祇園祭・重陽の節句・十五夜・七五三・顔見世・クリスマス等々」を想定し、華やかに京手描友禅の着物を染めました。ぜひご高覧ください。
また、本展覧会は、2021年10月に「京都展」(会場:京都市京セラ美術館2F)、2021年12月頃に「東京展」(会場:調整中)の2都市で行います。さらに、展示会を通じて京都工芸染匠協同組合が新規に構築するウェブサイト「モール・ショップ」に出展し、新規販路開拓を目指します。

開催主旨

京手描友禅・染匠産地は、消費者の和装に関する生活意識の変革、消費の低迷及び市場規模の激減、そして2020年2月に始まったコロナ禍の激変により、危機的状況を招いています。
工芸染匠は、多様な技術技法を活かし、あらゆる消費者ニーズに対応出来る小ロットの商品生産、究極的には一点一作生産体制が強みです。そこで、このたびの展覧会を通じて、和装・和的文化・伝統工芸のすばらしさを広く発信し、文化としての着物とそれを取り巻く和的総合芸術産業である和装の産地活性化・新市場開拓を目指します。
具体的には、「京都展」では全国小売・流通業界を中心とした来場者を対象に新作発表会を開催し、各参加事業所の斬新な作品・企画を提案します。つづく「東京展」では、ファッションの発信地・東京都内において、主に一般消費者を対象として開催します。このように新事業分野等の新商品開発の需要開拓を目指します。

※写真は過去の展示品のイメージ

展示品

京手描友禅を取り扱う染色事業所ごとにテーマを設け、自社の研鑽を商品群としてアピールする新作を発表します。また総合展示として統一テーマ「京の歳時記」を設け、季節ごとの生活シーンを想定して新開発したものを同時発表します。(50点を予定)
シーン例:①初釜 ②節分 ③節句 ④花見 ⑤七夕 ⑥祇園祭 ⑦重陽の節句 ⑧十五夜 ⑨七五三 ⑩顔見世 ⑪クリスマス 等々

京都展

東京展